本年10月1日付けで、
武田康弘・白樺教育館館長(我孫子市白樺文学館初代館長・哲学者)と竹田青嗣さん(早稲田大学国際教養学部教授・哲学者)のお二人が、参議院行政監視委員会の客員調査員(国会職員)に就任しました。
仕事は、行政監視委員会調査員(国会職員)に対する講義と論文の執筆です。
竹田さんは、主に「近代市民国家の基本理念等の社会思想」について講義。
武田館長は、主に「日本国憲法の依拠する民主主義の哲学思想」について講義。
「いうまでもなく、憲法は理念法であり、ふつうの市民=主権者が為政者を拘束する法=思想です。憲法は、ほんらい市民の経験世界から立ち昇る想い・考えに依拠しているのですから、憲法の持つ思想を知るには、国会職員の方も一人の市民=生活者として哲学することが必須です。もしその営みをパスするなら、すべては砂上の楼閣にしかなりません。」(武田館長談)。
追記: |
竹田青嗣さんと武田館長が客員調査員に選ばれた理由については、荒井達夫さん(行政監視委員会調査室)の論文が公開されていますので、以下に紹介します。
キャリアシステムと公共哲学 〜行政運営の思想的土台について考える〜
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