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81. 金泰昌(キム・テチャン)‐武田康弘(たけだやすひろ)
    恋知対話(往復書簡) Part 1. 完結

 以前、”教育館だより”で紹介したキム・テチャンさんから面白い提案がありました。
 それは、テチャンさんとタケセンとの往復書簡(恋知対話)で、ある程度まとまったら、その内容を公開していろいろな人の意見を聞いてみよう、というものです。
  う〜ん、面白いかも。 ”公共”が一つのテーマでもありますからね。

キム・テチャン

金泰昌
2006年12月23日 白樺教育館にて
(撮影:染谷)

タケセン

武田康弘 
2006年9月9日 白樺教育館にて
(撮影:古林)

 その恋知対話(往復書簡) Part 1.が完結しましたのでご紹介しましょう。 ちなみに、日付を見ればわかるように、1−2日で書いてメールとファックスが飛び交う(大阪、ソウル、我孫子)慌しい日々でありました。

 5月10日から6月24日までの恋知対話(往復書簡)、および「公共的良識人」紙7月号掲載のために執筆した「はじめに」を追加したものを下記に掲載します。
 なお、5月10日から6月2日までの恋知対話(往復書簡)が「公共的良識人」紙7月号に、続いて6月4日から6月24日までのものが8月号に掲載されました。
  ここでご紹介するのは、加筆修正なしの本生(ほんなま)原稿です。
キム・テチャンさんの文章には、かなり大幅な書き換えー追加がありますので、元の往復書簡による対話とは感じ・イメージがかなり違ってしまいました。よって、このホームぺージでは、オリジナルのまま=「原文」を掲載しておきます。荒削りな部分があるかもしれませんが、その方が、ほとんど毎日のように続いた生き生きとした対話のダイナミズムが良く伝わると思います。

 哲学(恋知)は私たち市民のもの。皆様の率直な意見・感想・批判をお待ちしてます。哲学(恋知)は専門家である哲学者のものではなく、私たち市民のものなのですから、遠慮は不要です。 ⇒ご意見はこちら

 ※ 恋知対話 Part ll.がまもなくはじまります。またご紹介する機会があるかと思います。お楽しみに。

 なお、印刷されたい方は、以下にPDFファイルを設置しておきますので、ダウンロードしてご利用ください。
 ⇒ 金_武田往復書簡 Part l.


=>Partllはこちら
金泰昌(キム・テチャン)‐武田康弘(たけだやすひろ)
         恋知対話(往復書簡) Part ll.

 

 

0.

はじめに、金泰昌氏と武田康弘の『恋知対話』に到る経緯について。

 

1.

5月10日 武田康弘
キムさんのお申し出を受けて、はじめの問題提起です.

 

2.

5月15日 金泰昌
朝起きてから夜寝るまでー哲学を楽しむ.

 

3.

5月16日 武田康弘
なぜ日本では「私」が肯定されないのか?へのお応え 
(修正 2007年7月14日

 

4.

5月21日 金泰昌
お聞きしたいことが三点ありますー「公」と「私」

 

5.

5月23日 武田康弘
学校序列宗教=東大病の下では、自我の内的成長は不可能.ドレイがドレイを管理する社会 (修正 2007年7月14日)

 

6.

5月24日 金泰昌
「官」という巨獣による支配―官尊民卑―国体護持―神妙な無責任体制
細かい違法行為は法によって処罰されるが、巨大・強力な反法行為は天下を横行してそれを 制するものなし

 

7.

5月27日 武田康弘
「私」―自我と、純粋意識 / 「ルールとしての人権」思想

 

8.

5月30日 金泰昌
ソウルから.「自分の私」ではなく「他者の私」の尊重―自己中心性のワナ

 

9.

5月31日 「ソウルからの手紙」への応答  武田康弘
独我論は、主観性の開発、掘り進めがないと越えられない.

 

10.

6月1日 金泰昌
「自分の私」を立てるにも「他者の私」を活かすことが何より大事

 

11.

6月2日 ソウルへの手紙―2  武田康弘
哲学は、民知にまで進むことで始めて現実性をもつ/「集団的独我論」を超えるには?

 

12.

6月4日 金泰昌
「哲学する友」へ 他者の他者性の尊厳を重視する.

 

13.

6月6日 武田康弘
「主観性の知としての哲学」は、「意識主義」ではありません.

 

14.

6月7日 金泰昌
日常の生活世界も理性の外部でないことの確認ができました.

 

15.

6月8日 武田康弘
基本合意が得られましたので、公共に開きましょう.

 

16.

6月8日 金泰昌
二人の対話を公共時空へ.

 

17.

6月14日 武田康弘
自己という中心から公共性は生まれる.

 

18.

6月18日 金泰昌
武田さんと共働・開新につづくことを期待

 

19.

6月20日 武田康弘
公共する主体は市民です

 

20.

6月21日 金泰昌
徹底的に市民として哲学する立場を大事にする

 

21.

6月22日 武田康弘
ほんらいの哲学・対話は、生活世界という共通項の中でするもの

 

22.

6月23日 金泰昌
官僚学者=御用学者を嫌った宇井純先生のこと

 

23.

6月24日 武田康弘
内と外の「同化」 / まとめ

 

 

 

関連記事→

76. 市民自治を創る
75. 12.23 キムさん・タケセンを軸にした白樺討論会〈第5回白樺討論会〉
74. 12.9〈第4回白樺討論会〉 山脇氏・武田氏
73. 10.8〈第3回白樺討論会〉 稲垣氏・古林氏
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64.民知=恋知とは?(柏市民新聞・依頼原稿)
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61.民知宣言!「公共哲学」編者ー金泰昌氏来館・会談



教育館だより80.および81.をマージ 2011年6月5日
2007年8月16日
古林 治

 
 
 
 
 
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