明けましておめでとうございます。ちょっと遅いかな(笑)。
ともかく、本年もよろしくお願いします。
さて、昨年12月にタケセンが講師を務める『とわの会』の活動が、「地域新聞 鎌ヶ谷版」の記事になって第一面を飾りました。以下に紹介します。
『とわの会』は相変わらず精力的な活動をしていますが、その熱が移ったのか、記者の書く文章からも熱気が伝わってきます。何せ、この記事、新聞の第一面ですからね。
印刷されたい方、流用・転送されたい方はPDFファイルをダウンロードしてください。
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なお、新聞記事をテキスト化したものを以下に載せておきます。
サークルとわの会
日々の暮らしから教育や政治まで、物事の見方を講師が哲学でとらえる話題は、具体的で分かりやすく、新鮮な刺激を与えていた。 |
同会は毎月第三金曜日午前十一時から二時間、鎌ケ谷市中央公民館で例会を開く。会員は十三人(うち男性は一人)。
講師は、哲学者であり、我孫子の白樺教育館館長の武田康弘さん。昨年十月から参議院行政監視委員会の客員調査員となり、国会所属の官僚に講義を行っている。
最初の話題は武田さんがブログで表した戦争問題に関する「平和の維持は教育にあり」。注)悪(戦争など)は許容しても、最悪を避ける現実的な思考や感覚が平和維持へつながるとしながら、それは教育が核心になるという。幼少時代から自分で考え、対話し、決断する体験的訓練を重ねていくことが大事。自分で考え実行することは子どもにとってわくわくする体験であり、それが現実的判断能力を養うとも。その意味では道のりは遠いとし、教育のあり方・親の受験一筋の発想に一石を投じる。参考に、元総理大臣・石橋湛山(たんざん)の著書を抜粋して披露。明治〜大正期の教育論や政治批判など先駆的な民主政治理念に「素晴らしい」と感動する皆さん。しかし現実は「今も何も変わっていないのね」と、ため息がもれてくる。
そのほか、子どもの心をないがしろにして型にはめたり、管理したりしたがる大人たちに警鐘も鳴らす。心が折られた子どもの例を挙げながら、大人たちの既成概念や価値観の転向を促した。
政治放談では最近の政治家たちの失態続きに、さまざまな意見が交差して一気に盛り上がり、武田さんの解説にも熱が入っていた。
公民館講座からスタートして三十一年、自分で考え自分の意見を持とうと一貫して「生き方」を学んできた。哲学を通して真・善・美を追求しながら、表面的なことにはとらわれない真の価値、内面の価値を見つめてきた。武田さんの話題は幅広く、会員にとってはいずれも日常の生きる姿勢となり、おのずとそうした生き方が身に付くそうだ。
何よりも知的刺激が心の充実感を高めてくれるという。(萌幹)
※問い合わせ
Tel 047(444)5021
酒井
注意: |
新聞紙上では、”悪(戦争など)は許容しても、最悪を避ける”となっていますが、これは誤りで、正しくは、”悪は許容しても、最悪(戦争など)を避ける”です。念のため。 |
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