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42. 「彫刻」玄関の手の取っ手

 白樺教育館・本校舎が完成しました。といっても、まだ建物のハードだけで来年2月の開館に向けてこれから明かりや調度品、家具、機材それに本などを揃える作業に入ります。

 今日はその建物と入り口に設置される取っ手についてご紹介します。


 
本校舎の建物はほぼ完成です。外観だけでなく、実質もどっしり、がっしりしたこの建物は子どもたちの揺らぎない精神的支えになるはず。
(11月22日 撮影:古林)
   
この建物の壁はコンクリートの打ち放しに見えますが、ただの打ち放しではありません。
コンクリートに下手な塗装をしてしまうと品がなくなる怖れがあるので、打ち放しで質感が出る感じをタケセンが求めたのでした。
まだ前例のない初めての試みですが、パウダーを吹きつけ、その上にクリア塗装を二度かけたものです。コスト的にはかなりかかるそうですが、そこはそれ、例によって採算度外視のボランティア精神でやっていただいたとのこと。
自然石のような感じに仕上がり、とても良い雰囲気です。

教育館・本館入り口の取っ手の位置決めをしている制作者の中津川さん。

中津川さんの作品については下記を参照ください。
11.我孫子野外美術展のお知らせ
7.教育館の彫刻、オブジェ
6.教育館の彫刻、BOCOS(ボコス)到着 !!
22.できたてのホヤホヤ 建物見学(白樺文学館)

 

 

同じく タケセンが感覚的に位置を確認しているところ。自らの五感によって感じ取り、判断する。これ人間の生きていくうえでの基本ですね。当たり前のようでいて、実はそうではない。
皆さん、専門家任せにしてませんか?
で、これは外から入るときの構図です。気持ちいいですよ、触った感じ。

 

 

これは本来は中から外に出るときに扉を押し開くときの構図。位置決めしているところです。生々しくなく、かつ艶(なま)めかしいといった感触。つい触りたくなってしまいます。子どもたちも喜びそう。
11月25日、いよいよ完成引渡し。取っ手もこのようにしっかりつきました。

 

 

同じく内側から。
哲平君と取っ手。
この元気な男の子は、このホームページでもたびたび登場してきた、ソクラテス教室の卒業生、管さんの息子さん。
ちなみに、かつて我孫子丸刈り狂奏曲に身を投じた管さん、サラリーマンを辞め、今月の我孫子市議選に出馬して見事に当選しました。新しい市民議員です。
管さんのホームページはこちら--->
 
何をどこに設置するか、まだまだいろいろやるコトが山積みです。
 

あと2ヶ月ちょっとで本校舎完成となり、その先が楽しみです。それまでにまた進捗の報告ができることでしょう。お楽しみに。


2003年11月30日 古林 治

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