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72. 9.9〈第2回白樺討論会〉 山脇直司氏・荒井達夫氏

 前回の6.3金さんとの対話に引き続き、第2回白樺討論会を去る9月9日に開催しました。今回は、「公共哲学とは何か」 の著者山脇 直司さんと(哲学する普通の市民)荒井達夫さんとの討論が中心です。
 今回の討論のテーマは、山脇さんから提出された資料(現代を如何に生きるか)と、それに対しての荒井さんの疑義を下敷きに行いました。
  →現代を如何に生きるか(pdfダウンロード)
  →山脇論文について(pdfダウンロード)

討論会真っ最中の真剣な顔. 下は16歳から上は70代まで、ここでは皆対等の立場で議論します.


タケセンをはさんで向こうが荒井さん、手前が山脇さん.


山脇さんにとって、普段、一般市民と対等の立場でガンガンやり合うという経験は中々なかったのではないかと思います.その意味では大変貴重な経験をされたのではないでしょうか.お疲れ様でした.

率直・素朴な鋭い指摘を投げかける(哲学する普通の市民)荒井さん.一般市民の荒井さんにとっても大学教授と対等に対話するのは貴重な経験であったと思います.この教育館の外では、フツー、先生と生徒になってしまいますからね.


ときどき補足や修正を入れる進行役のタケセン.

他の市民も積極的に疑義を投げかけ、あっという間の5時間が経過してしまいました.


アー、おもしろかった。 緊張感あふれる5時間の討論が終わったあとの爽快感の図.

 今回の討論を通じて、公共哲学がまだ非常に若い学問で、より深めていく余地が多々あることが確認されました。ということは、この討論会、まだまだ続くということでもあります。ますます面白くなりそうです。次回(第3回)は、稲垣さんと古林を中心とした討論です。

 なお、山脇さん‐荒井さんの討論はその後も時々タケセンのブログ『思索の日記』上でも続いていますので、興味のある方は下記を参照ください。
9月9日ーソクラテス的対話の実践ー「哲学するふつうの市民」と「山脇教授」 in 白樺教育館
実存の生と市民社会の原理とは一体のもの

公共哲学をめぐってー荒井達夫さんの質問と山脇直司さんのお応え

 参考:以下は白樺討論会に関係するページです。

関連記事→

76. 市民自治を創る
75. 12.23 キムさん・タケセンを軸にした白樺討論会〈第5回白樺討論会〉
74. 12.9〈第4回白樺討論会〉 山脇氏・武田氏
73. 10.8〈第3回白樺討論会〉 稲垣氏・古林氏
71.「白樺教育館の活動は、日本における注目すべき動向」 ―高い評価を頂きました
20.問題提起としての書評 -「公共哲学とはなんだろう」-
69.『6.3金さんとの対話』の感想 ー 染谷裕太、中西隼也、 中野牧人、楊原泰子、古林 治、清水光子(+川瀬優子)、 舘池未央子
65.民知・恋知と公共哲学

64.民知=恋知とは?(柏市民新聞・依頼原稿)
63.8・7会談−竹田青嗣氏・山脇直司氏・武田康弘氏
61.民知宣言!「公共哲学」編者ー金泰昌氏来館・会談

 

 お知らせ!!

第4回の白樺討論が、急遽、以下のように決まりました。
12月9日(土)15:00〜 第4回白樺討論会 「主観性の知」をめぐって
山脇さんとタケセン(武田康弘 教育館館長)との討論です。
哲学のありよう、その意味と意義についての大テーマです。
これは、まさに上記【2.公共哲学を基礎づける哲学を明確にしていく必要がある。それは何なのか。】に直接かかわるテーマでもあります。

 請うご期待!


 

2006年11月24日
2007年1月10日修正
古林 治

 
 
 
 
 
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