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  • 142.福嶋消費者庁長官任期満了による退官と記者会見

    福嶋浩彦さん
    2010年6月24日参議院行政監視委員会調査室、
    内閣委員会調査室主催
    「『新しい公共』について考えるパネル
    ディスカッション」でコメントする福嶋さん

     福嶋浩彦消費者庁長官が2年の任期を満了し退官することになりました。
    福嶋さんはこのホームページにもたびたび登場する方で、白樺教育館とも縁の深い方です。
    我孫子市議会議員時代の福嶋さんは、白樺教育館館長・武田康弘が中心になって起こした市民運動 - 『中学生の丸刈り強制反対運動』 - や我孫子市情報公開条例制定にも積極的に参加しました。
     福嶋さんは、そうした市民運動を通して多くを学び、千葉県内で初めての本格派市民派市長(我孫子市長)になったわけですが、そのときに支持した人々の中心にいたのがタケセン(武田康弘)でした。

     我孫子市長を3期務めてしばらくして、民主党政権が誕生し、『市民からの登用』に応えて2年前に消費者庁長官となったわけです。
     その2年の任期を全うして、再び一市民にもどることになりました。
    在任中の2年間は、想像を絶する超多忙を極めたと聞きます。市民目線による日々の厳しいチェックを全うしようとすれば、必然的にそうなるに違いありません。記者会見のコメントからもその様子がうかがえます。
     ちなみに、消費者庁ホームページに会見の要旨全文が載っていますので、是非ご覧ください。
    =>福嶋消費者庁長官記者会見要旨

     なお、福嶋さんは、当ホームページでも繰り返し取り上げてきた『キャリア制度』について、会見の締めくくりとして強調して触れていますので、その部分だけ以下に抜粋します(赤字部分は武田康弘による強調)

    「それから、いわゆるキャリア制度というものがあります。入った時の試験の職種で公務員人生の基本が決まってしまうというような制度は改めなければ、消費者目線ですとか国民の視点というものは、非常に形成されにくいだろうというふうに思います。やはりキャリアというふうに言われる人たちは、どうしても国民を導くという発想になるように思います。国民のためにやろうという意識はあるのですが、その中身というのは国民を正しく導いてあげるという意識にどうしてもなりがちだと感じました。本当に国民を主権者として、本気で捉えているかというと、こういうキャリア制度というのは、そういうところを非常に困難にしていくというふうに思います
     それからもう一つは、キャリア制度というのは、やはり多くの国家公務員の能力の発揮を妨げているように思います。政府全体も、それを改めるという方向になっているはずですけれども、消費者庁として改めて、能力、実績に基づく人事管理というものを掲げました。これが今後、確実に実行されていくということを期待をしたいと思っています。」

     というわけで、福嶋さん、2年間の激務お疲れ様でした。
    また、教育館の活動に参加されるのを楽しみにしています。


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