5.白樺文学館の理念 −改訂版−
4月に武田先生が白樺文学館の理念-改訂版-を作成しました。
古いものと置き換えようかとも思いましたが、現在進行形で少しづつ形になっていくのを報告していくのもまた面白いのではないかと思い、そのまま載せることにしました。
下の文章で赤い色の部分が主な変更点です。読んでいただければわかると思いますが、追加された部分は主に柳兼子(やなぎかねこ)に関するものです。
実は昨年10月に柳兼子に関する著作が出版されました。
表題は【柳 兼子 伝 -楷書(かいしょ)の絶唱(ぜっしょう)-】、松橋
桂子 著、水曜社。
武田先生がこの本を読み、実際に著者に会って話を聞いてみると、『これはすごい! 柳兼子抜きに白樺派は存在しない。』という印象を強く持ったようです。
私自身は実はまだ読んでないので、又聞きに過ぎないのですが、端的に言えば、これまでの定説と異なり、白樺派にとって柳兼子の存在は極めて大きなものであった、ということです。
私たちは自分たち自身の過去を本当に良くわかっていないのではないかという気がしてきます。
この詳細については、開館後に展示される資料に埋め込まれていることでしょう、きっと!
2000年6月14日 古林
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