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48. 「音楽を聴く会ー至福のひとときー」に向けて

 今、白樺教育館・本部では、「音楽を聴く会 - 現代ハイエンドスピーカーの雄 - ティールを真空管アンプと真空管出力のSACDで聴く 至福のひととき」の準備を進めています。タケセンがシステムのチューニングをやっている最中です。
 今日はその経過報告です。

 機材の紹介はいずれ詳しくお知らせしますが、メインの機材はこんな感じです。

 上が真空管方式のSACDプレーヤー、下が真空管式のアンプです(いずれも中国製)。え、やっぱり真空管に行っちゃうの?そんな不可思議な気分で聞きはじめたのでした。
 前振りは飛ばして単刀直入に。
もう笑ってしまうほかありません。微妙な違いとかではなく、ここまで違うの!です。
  今まで聞こえてなかった柳兼子の艶やかな声の抑揚や息継ぎがはっきり聞こえるのです。
  『トランペット?人間の声に近いだろ、だから俺は好きなんだよ。』そう言っていたマイルス・デイビスのトランペットの音が伸びやかに生きているのです。正しくライブで聴いている感覚。
  参ったな、これは。 計測数値を追っかけて出来上がったものは所詮、人間の感覚で捉える本質を到底乗り越えられないということなのでしょう。

 まだチューニングの段階ですし、エイジングもこれからです。それでもこれだけの音が出てるので、これからが楽しみです。近いうちに、「音楽を聴く会 - 現代ハイエンドスピーカーの雄 - ティールを真空管アンプと真空管出力のSACDで聴く 至福のひととき」が開催されますので請うご期待です。


2004年3月11日 古林 治
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