23.柳兼子(やなぎかねこ)をたたえて
【お話と歌曲の夕べ】 講演録
新年明けましておめでとうございます。
今年も燃えるような想いで教育館の活動を続けていきますのでよろしくお願いします。
年初ということもありますので今日はお年玉?付きです。
柳兼子(やなぎかねこ)をたたえて
【お話と歌曲の夕べ】の講演録を松橋桂子(まつはしけいこ)さんのご好意でここに載せちゃいましょう。ちょっと長いですが、じっくり読んでいただければ幸いです。
ついでにと言っては何ですが、年末に開催された[柳兼子(やなぎかねこ)をたたえて
【お話と歌曲の夕べ】]についてご報告をしておきましょう。場所は我孫子市の公民館(アビスタホール)でしたのでさほど大人数が入れる場所ではありませんでしたが(定員150名)、満員御礼で熱気に満ち溢(あふ)れた催(もよお)しとなりました。
お話も歌も演奏も素晴らしいもので、ここでお伝えできなくてとても残念に思います。
満杯のアビスタホール (撮影:飯村和夫)
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最初のタケセンあいさつ
震災による白樺派解散後、もっとも忠実にその考え方を継承したのは柳兼子であった、と兼子の再評価を促し、松橋さんを通じて兼子と出会った経緯について触れました。
(撮影:飯村和夫)
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市長の福島さんのあいさつ
『 自治体にとって自立した個人は大前提であり、 その意味で白樺派の柳兼子の存在はこの我孫子にとっても非常に大きな存在です。』
さらに、 『我孫子が地方分権の時代をリードしてゆくためには、白樺教育館の存在が非常に重要だと思います。』
う〜ん、素晴らしい.
(撮影:飯村和夫)
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兼子についてうれしそうに語る松橋さん
これまで不遇ともいえるほど歴史に埋もれていた柳兼子について語ることは松橋さんにとって至上の喜びであるようです。
(撮影:飯村和夫)
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柳兼子の十八番であった曲を歌うとき、相川さんも相当緊張するそうです。ついでに、兼子が絶大なる信頼を置いた大島久子さん、友人であり、優れた作曲家でもある松橋桂子さん、それに清瀬保二の息子さんがいると知って最初は大緊張していたということです.(楽屋裏の話でした.)
それにしても語るように歌う相川さんにもやはり柳兼子の精神が宿っていることを改めて感じました。
伴奏の芦田さんも生前の兼子を訪ね教えを請うたのだそうです。
(撮影:飯村和夫)
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お話の松橋桂子さんはもとより、歌の相川 マチさん、伴奏の芦田 田鶴子さんはいずれも柳兼子ゆかりの方、それにあの作曲家の清瀬保二の息子さんや柳兼子の唯一の内弟子であった大島久子さんも来られ、遠く山形から飛んでこられた柳兼子ファンの方も。あとから聞いた話だと、柳兼子のドキュメンタリー映画を作ろうとしているスタッフの方も参加されていたという話。ほかにもそうそうたる方々が見えていたようで、まるで埋もれていた歴史 - 柳兼子の実像 - を知る数少ない生き証人たちが一度にこの我孫子に集まったかのような様相でした。いずれここから思いもよらぬ事業が展開されるかもしれません。愉しみですね〜。何か新しいことが起きそうになったらまたご報告します。
それでは松橋さんの講演録、お楽しみください。
かなり長目のものですので、ホームページ上では私の方でいくつかに分割させていただきました。(本来は一つの文章となっています。ご容赦ください。)
また、このホームページが中学生以上を対象にしていますので勝手ながらフリガナを入れさせていただきました。
年号は西暦です。オリジナルでは10年4月とありますが、1910年4月のように改めています。
なお、全文はいずれPDFでも公開するつもりです。少々お待ちください。
ps. |
芦田田鶴子さんのピアノリサイタルのお知らせ
2003年1月18日(土) p.m.3:00開演 岡山県立美術館ホール |
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2003年2月11日(火・祝) p.m.3:00開演 (かん)芸館ホール
(03)5347-2668 プレイエルピアノ使用
東京 中央線・丸の内線「荻窪」駅南口より徒歩7分
曲目:
ベートーヴェン 32の変奏曲 wo0 80
シューマン ダヴィット同盟舞曲集 Op.6
ベートーヴェン ソナタ ハ短調 Op.111 |
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全席自由 \2,500
問い合わせ:玉垣音楽事務所 086(276)1337
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2003年1月10日 古林 治
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