2021年大晦日は、(社団法人)白樺同人社の立ち上げ忘年会でした。写真は、理事10名と発案者のタケセンと、子どもたち3名です。2022年、さらなる飛躍をめがけます。
以下、に白樺同人社 設立の主旨と恋知・実存マーク(写真に写ってる丸いマーク)についての説明を載せておきます。
写真クリックでさらに大きく見れます。
「うん、なるほど、と心の底から、頭の中心から納得する」普遍的な考えや行為は、役所が生みだせるものではありません。役所やその出先機関は、一般性を目がける市民・国民サービス機関です。もっとも、それすらなく、役人の惰性で動いているだけの場合も多いですが。
普遍性をめがける真の公共性は、個人=実存者から始まり、個人=実存者の集合としてつくられる自前の団体から生まれます。考え、方法、実践、お金、を持ちより、個々人の協力でつくりあげるのです。
それは、密度が濃く、深く考え、行為の早い同人社的な団体です。かつての20世紀の白樺派のような同人たちの集まりを広く社会に向けて開かれたものにする21世紀の同人社の創設が求められます。
誰かに何かに寄りかからず、精神的にも思想的にも金銭的にも自立する団体を、自覚する個人=実存者が共同でつくりあげる同人社こそが、普遍的なよきもの=真の公共を生みだすのです。
それに関わることは、個人としての人生を豊穣化させると共に公共に開かれた明るさと強さをもちます。21世紀の新しい実存の生を創造するのが、「うん、なるほど、と心の底から、頭の中心から納得する」普遍的な考えや行為です。
一般性を超えた世界へ。一般性の海に沈んでしまえば、個人性も普遍性も得られません。
日本、韓国、中国における公共哲学の中心者Taechang Kimさん(日本では、東大出版の全20巻『公共哲学』その他の編集最高責任者) のFBコメントです。
金泰昌(Taechang Kim)さんの最大級の評価に感謝します。
「流石、武哲(武田哲学)の真髄が濃縮されてますね。公共するとは活私開公することであり、そのことをどの専門学者よりも生々しく要約整理しましたね。」
2021年 8月14日 武田康弘
自由は、人間性の土台。「自由から逃れることはできない」「自由の刑に処せられている」(サルトル)という逆説的言い方もあるほどです。自由は、人間存在の原事実です。人間的な生を可能とするには、自由であることを明晰に自覚することが必要です。
理性は、部分的な知識=各個別学問の足し算とは次元を異にする頭の用い方で、総合的な判断能力のことです。分析的な能力と記憶により得られる知ではなく、それらを手段として用いながら、全体的・立体的な総合判断をする力です。
そのためには、自身の体験に基づく身体性を伴う認識をベースに、全体を俯瞰する直観知を磨くことが必要です。「論理ゲーム」を超えるセンスとイマジネールの豊かさが求められますので、日々の生活仕方を工夫しないといけません。受験知がどれほど「優秀」でも理性は得られません。
愛情は、生命体としての根源で、愛情に乏しければ、すべてに意味がなくなります。愛情とは言葉ではなく、心身全体から発するよろこびの感情です。愛情は海であり、理性は船です。海のない船には、意味も価値もありません。
自由を中心にもち、理性がそれを取りまき、愛情がすべてを包む。それがわたしの創った恋知・実存・公共マークの意味なのです。世界に広めたいと思います。
2021年10月 6日 武田康弘