20.建設現場と彫刻

建設現場を訪ねる

文学館入り口の彫刻


建設現場を訪ねる

 文学館もいよいよ形になってきました。 志賀直哉邸跡から見た写真。
 タケセンと建設現場のリーダーである鈴木さんです。 楽しんでやってる様子がわかるでしょうか。 これから内装関係が始まり12月初頭には完成する予定です。
 中の様子。内装はこれから。最後の追い込みになります。大変ですが、やるべきことはすべて決まっているのであとは時間勝負です。
屋上から我孫子駅を臨(のぞ)むとこんな感じになります。 遠くに駅前のヨーカドーが見えます。右は斜面林。 人物は建設現場のリーダー、鈴木さん。もう少し頑張ってね。
屋上から手賀沼方向を見る。夕方の逆光、数世代前のデジカメでは酷ですね。 画像処理で何とかここまで。 かろうじてうっすらと手賀沼が見えます。昔はこの建物のところまで手賀沼が来てたはず。
2000年11月5日撮影
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文学館入り口の彫刻

 佐治正大(さじまさひろ)さんによる彫刻
文学館の入り口に設置される大きな彫刻で、 9トンの大理石から削りだした、重さ約3トンの作品です。 右側の写真がその9トンのブツです。

 例によってタケセンと佐治さんとの対話の中から生まれた作品です。 理念を具体化するという活動がここにも見られます。
  テーマは『自己の良心に帰依(きえ)する』で、題して『自帰依(じきえ)』。

 私は原寸大のものをまだ見てないのですが、現物を見た関係者は見た瞬間、 固まってしまったそうです。生命力あふれる存在感に圧倒されたのでしょうね、きっ と。 30cmほどのスケール・モデルを見せてもらい、眼をつぶって手のひらでその造形をなぞってみま した。 気持ちよい、生き物のような曲面が快感でした。

佐治さんいわく。
『こんな面白い仕事、初めてだなぁ。 もう、寄付しちゃおうかなあ!』
おいおい、興奮しすぎないで下さいよ。 という図ですね。もちろん左の写真です。 ホントにうれしそうですね。 基本的に文学館設立にかかわる関係者はほとんどこういうノリになってます。

2000年11月18日

 文学館設立に向けて多くの関係者が文学館の理念に賛同してくれ、日常の仕事の範囲をはるかに超えるレベルの協力をしてくれています。そうした人たちの力が文学館をつくり上げていることを最近強く感じています。
 1月11日は実際に文学館設立に直接かかわった人達がメインとなる開館セレモニーが開かれることになりそうです。

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2000年11月22日 古林 治