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  • 211. 白樺教育館の生きているものたち

  • 211. 白樺教育館の生きているものたち

     館長・武田康弘がFacebook上に断続的(2020年2月29日~7月15日)にあげていた「白樺教育館の生きているものたち」をまとめてご紹介します。
     「もの」が明瞭に意味を持つとき(意味づけられるとき)、「もの」それ自体が光輝き始める。そんな雰囲気を味わていただければ、と思います。

     (写真とコメントは武田康弘.)

     クリックで大きな画像見れます。  


    デスクの上にある照明です。100ワット相当の電球(いまはLED)が一つ。 デンマーク製です。この幾何学的形は、とてもなごみ、大好きです。価格は高くありませんが優れものです。 この照明をつけるために、建築時に場所を決めておいて、真上にコンセントを設置したのです。16年半前のこと。   2月29日

    染谷裕太君が、自転車世界一周の旅の3回目でアフリカに行ったとき、お土産に買ってきてくれたお面です。いい味だしているでしょ。  2月29日

     


    これは、星座盤の時計で、全天が表示され、薄い楕円の腺が描かれていて、そこにこの時刻の星座が示されます。 リズム時計製(CITIZEN)で、1996年(24年前)に購入したものです。 暗くないと星座が見えないので、部屋を暗くして、iso6400で6秒かけて撮りました(f5.6)  3月1日


    友人の井上治子さん(札幌大学 哲学科教授)の寄贈、「ふくろうのオルゴール」  3月2日

    これも井上さん寄贈の木彫り「ふくろうの親子」(次に拡大写真があります) ここはトイレです。 3月2日


    たくさんの鈴木作品の一部です。 関谷さんの大鉢に感動したのがはじまりで、8年前間、ずっと続いています。 3月4日

    陶芸家の関谷俊江さんのカマキリ模様の大鉢(42センチ・2004年新館祝いに頂いたもの)) に、詩人の鈴木文子さんが「花」(生花&ドライフラワー)を活けています。1か月~3か月くらいで変わります。 3月4日


    友人の彫刻家・大御所の中津川督章さんの一品作品です。 玄関ドアの取っ手です。ブロンズ製で凄く重いので、取り付けは大変でした。 3月7日

    こちらは、玄関の内側です。押してドアを開けます。同じくブロンズ製で重い。 3月7日

    同じく、中津川督章さんがマチスをヒントに造った作品です。 アルミ。  4月10日

    マチスのリトグラフ「聖夜」 (第二教室=読書室)  4月10日


    旧友のクラフト作家・松岡信夫さんの作品 鉄製。   4月10日

    ウイリアム・ブレイクの石版画。 トマス・グレーの「詩を賛美する詩」をブレイクが描いたもの。白樺派の柳宗悦が讃嘆し、生涯の友としたのが、ブレイクです。 3月8日


    ソクラテスの顔(アテネで染谷裕太君が購入)と ソクラテス人形と写真(裕太君が古代エーゲ海の旅にもっていって、アポロン神殿やアテネ大学などで撮ったもの)と ソクラテスの対話編(「プラトン全集」)。 3月13日


    芹沢銈介のはがきと、 硝子絵集(59枚)から21「古洋書群」1971年

    ずいぶん前ですが、神田の美術書が中心の古書屋で、芹沢銈介のはがきを見て、惚れて購入。これは絶品と思います。こんな葉書はちょっとお目にかかれないです。 「硝子絵集」は1977年に1000部限定で出たもの。

    芹沢銈介は、1885年(明治28年)静岡市生まれ。 柳宗悦の白樺民芸の思想に傾倒し、多様な世界を拓く。色彩と模様の独創性で広く支持を集め、フランス政府からも招かれた。 1984年没。  3月17日

    はがきの宛名面と 硝子絵集32「東鳴子駅駅の朝」(1975年)  3月17日


    清瀬保二の楽譜の一部です。まだいろいろ保管しています。 年譜は、わたしの親友だった故松橋桂子さんによる作。緻密で正確な清瀬の音楽活動の歴史です。  3月20日

    日本を代表する作曲家、清瀬保二の自筆原稿です。大部分を白樺教育館で保管しています。 清瀬は、武満徹に音楽とは何かとうイデーをマンツーマンで教えました。 
      3月20日


    故酒本雅行さんの代表作2点で、死を前に彼から寄贈された作品です。
    上の作品=「回起」は、酒本さんの作品集の表紙になった代表作です。   4月6日

    寄贈された故酒本雅行さんの作品。


    fbで友人となった総合芸術を追求する書家の本村典子さんによる「恋知」  玄関。  4月10日

    同じく本村典子さんの作品「はみ出すくらい愛をあげよう」  4月10日

    これも本村典子さんによる「空を見よう」(恋知の標語) と、はがきの数々。  4月10日


    2018年春、親友の松橋桂子さん(『柳兼子伝』の著者で偉大な作曲家・清瀬保二さんの長年のお弟子=武満徹さんなどと共に)が亡くなり、貴重な遺品(清瀬原稿の大部分など)を受け継ぎましたが、 彼女を忍ぶ会を「白樺教育館」でした時に、長年の親友の彫刻家・中津川督章さんから頂いた蓮の実に乗る仏像です。 わたしは、この小さな仏像を、関谷としえさんに頂いた四角い花器と合せて松橋桂子さんを記念していますが、その作品です。 7月15日

    内的充実の極み、マイヨール「夜」の写真(撮影・武田)です。内から内発的というわたしの恋知を象徴するような作品で、上野の国立西洋美術館所蔵の傑作です。クリアーで深みのある画像に仕上げました。  7月15日

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