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ソクラテス教室 シリーズ5
てつがくの広場
今回は、いつもと反対です。たけせんの出す<間い>に答えるのではなくて、〈答え〉を読んでみて下さい。質問を待ってます。
正しさの3種類について。
1.
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絶対の正しさ
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誰がなんと言おうとぼくの考えはゼッタイ正しいんだ。とか、偉い人(又は神様)が言ったことだからゼッタイなんだ。・・
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2.
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一般的な正しさ
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だいたいこんなところが正解だよ。みんなもそう言ってるし。とか千人からアンケートをとった結果このようになリました。・・
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3.
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普遍的な正しさ
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なるほど、そうだなあ。と深く納得する。腑におちる。
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哲学で言う正しさとは、この3.)です。哲学では、1.)絶対の正しさというものは認めませんし、2.)一般的な正しさでは満足しません。
3.)の正しさをつくるためには、疑い・試し・確かめること。自分の頭でよ一く考えたことを、他のひとに示すこと。これを何度もくリかえしてゆく必要があります。だんだんとみんなが深くナットクする〈考え>にきたえてゆく営みを、「哲学する」と言うのです。
また、科学的な正しさとは、この3.)の中の一部分です。
〔1998年4月8日 武田康弘〕
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